いや、暴落して損するのではないか、という不安ではないのだ。せっかく暴落したのに安く買うチャンスを逃してしまうのではないか、という不安なのだ。せっかく毎日狙っていたのに、日本のマーケットよさようなら、だ。 きょうからわたしは東京をしばらく離れる。かつてはわたしのメイン・マシンだったモバイル・ノート・パソコンが昨年のいまごろ崩壊して、以来持ちはこびをしていないのだ。いっそ安いのを買おうとまで思った。けれども、やめにした。 バフェットも、マーケットを離れろ、と言ったじゃないか。でもそれは、いちど買ったら、ということであって、これからまだ買いたいと思っているわけで、ちょっと事情がちがうじゃないか。けれども、すこしマーケットから離れて、冷却する期間があってもいい。わたしはそう考えた。 そこでだ。こんなに安くなったらいやだなあ、というところに帰国日を期限にして指値注文のワナを張っておくことにした。きっちり3分割して、3つの銘柄にそれぞれ注文した。方針としては、買えなくてもいい、しかしここまで下がって買えなかったのではくやしい、という底値付近に設定。これより下がって買えればまあよし。これに接近したもののそこまで下がらなかったとしても、まあよし、という納得の価格を設定した。 じぶんで考えて決めたのだ。これでいいのだ。 | |
■もう株はコワくないメールくれフォーム。
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とある知人に株をはじめた話をした。するともう条件反射のようにやめたほうがいいと。 この人は、もしかするとバブルのころに株で痛い目にあったOLのクチかな、と思って、むかし雑誌「Hanako」(マガジンハウス)の創刊の時期の、そこでの株指南のコーナーの話をしてみた。あのコーナーについて思っていたわたしの感想は、そんなだれも知らない企業の名まえを出してこれが有望株だとか言っていてもとても買う気にはならない、ということと、逆にここで教わるままにはじめて買った人は、ちゃんと値が上がって儲けることができるのかなあ、ということ。食らった人のほうが多いのではないか。 すると、それに対しては、むかしからよく読んでいらっしゃるんですね、と。彼女にとって問題は、どうもダンナさんが株で失敗したことらしい。儲かりもしたけれどもそのあと大損をして、けっきょくトントンだった、くれぐれも遊びの範囲で、と彼女は言った。それに対して、遊びではなくて、資産形成のために買うんですよ、株は持ち続けないと、と言ったのだが、バリアを張ったみたいに、聞いてくれない。そして繰り返した。くれぐれも遊びの範囲で、と。 わたしはかなりムカついてしまった。だってぜんぜんわたしの話を聞いてくれないんだもん。これではわたしの親の世代の人みたいではないか。2つ年下なのにさこの人。もしかすると、この株の話を熱心にする相手は、あなたのダンナと違うことをしようとしているかもしれないのに。そこにじぶんの本業のビジネス・チャンスがあるかもしれないのに…。 しかし。彼女の言ったことはほんとうに教訓になることだと思う。 彼女のダンナは利益も出したが手痛い損失も出した。トントンだったと妻には言ったが、ほんとうは損したまま売却、ないしはいまだに塩漬けなのかもしれない。おそらくいまでは市場から撤退し、株のことは考えずにいるのだろう。つまりはきっと、彼は短期のトレーディングをしたのだろう。そのころはまだネット取引もなくって、手数料もたくさんかかって、しかも、セールスの人からいろんな「アドヴァイス」も受けたのだろう。株価を見て買って、株価を見て売ろうとした。そして儲けたり損したりした。競馬や宝くじの高額版にすこしのあいだ夢中になった。だからいまはこりごりだ。そうせやるなら、遊びの範囲で、と彼が言っている。彼女もそう思った。おなじ轍を踏みそうな、お人好しそうなこのわたしに、条件反射的に言わずにいられなかった。そんなところだろう。 そうなのだ。株の上り下がりなんて予想できない。ピーター・リンチもウォーレン・バフェットも木村剛も友成正治も異口同音に言っている。個人投資家がすべきなのは長期投資なのだ、とも言っている。そして、株についてすべきことは、ギャンブルではなくって投資、投機ではなくって資産形成、買うのは株価ではなく企業の資産の一部としての株式なのだ。株価を買うなら、ギャンブルをしたいなら、くれぐれも遊びの範囲で。そういうことなのだ。 わたしはギャンブルは嫌いだ。宝くじを買ったこともない。宝くじや馬券を買って、ホールドしている人なんかいやしない。株価を買おうとすると、きっとだれでも、彼女の言うようなシナリオにハマってしまうだろう。だからわたしは企業の資産の一部としての株式を買う。わたしがするのは、バイ・アンド・ホールド。ネット証券だから、銘柄を勧めるセールスマンもいない。だから株価が下がったら、めいっぱい買うのだ。底値の極致で拾えはしないだろうけど、安くなったら買う。たくさん買うのだ。 そう考えたらムカつきは消えた。思えば彼女は、ほんとうに親身にわたしの危険を考えてくれたのだ。そうなのだ。失敗しそうなのをおもしろがったわけではない。いい人なのだ。話を聞いてくれなかったのも、わたしにふりかかりそうな危険を考えたら、とても聞いていられる話ではなかったのだ。 そしてわたしは、彼女のダンナとはちがうことをしているんだよ、ということを、そのうち示せればな、と思うのだ。 |
おととい1025円で買ったライトオン株、その日のうちに995円、きのうはとうとう957円まで下がった。きょうは一時941円まで下がったが952円に戻した。 きのうもきょうも、指値(さしね)、つまり値段を指定して買おうとしているんだけれど、どうも買えない。結果的にわたしが指定した値段(940円)まではさすがに下がらないからなのだ。 んー。960円でもべつにいいのに。そういう場合は、指成(さしなり)で注文すればいいのだろうか。引けまでは指値あつかいで、それまでに買えなければ成行(なりゆき)、つまり終値で買える。買いたい。しかし、10%も下がっていないしまだナンピン買いしなくていいのかな。いやいや、これからもっと買おうと思っているのだから、安ければ買えばいいじゃないか。んー。 ほかに買いたい株もある。あ。そうか。これは準備不足だったのだ。それで、気持ちに余裕がなくなって、最初の目的を見失っていたのだ。明日は買う。断固買う。 ---
いちばん下に、以前わたしも登録し日記にも書いた
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1日のうち、証券取引所で株が売り買いされている時間(たちあい時間)は、ほんのちょっとだ。取引所によってすこしずつちがうけれども、東京証券取引所の立会時間は、前場が午前9時から11時までで、後場が午後0時30分から3時まで。これだけだ。 1日24時間のうちのたったの4時間半が、この資本主義の世界を動かしているのだ。この4時間半にあとの19時間半が支配されている。 土曜日、日曜日、祝日休日、12月31日と年始3日間とはもちろんお休みだし、年始初会日と年末納会日は午前中の2時間でおしまいだ。ざっと計算して、1年たったの1100時間ぐらい、実働たったの7週間たらずしか市場は開いていないのだ。 たったの7週間が、あとの45週を支配している。 もちろん、ある意味で、というだけのことだけど。ウォーレン・バフェットなんか、株を買ったあと、1年や2年市場が閉鎖されたって困らない、と言っている(R.G.ハグストローム・ジュニア『株で富を築くバフェットの法則』、ダイヤモンド社)。1日たったの4時間半、市場に勃発するたくさんの熱狂と悲観とは、利益を生み出す企業と優秀な経営者とそのオーナーたる株主には関係はない、ということなんだけど。 --- いちばん下に、個人投資家を育成する通信講座e-learn、資産形成を考えるデザイナーズマンションDUPLEXの広告を入れました。訪ねてみてください。 |
いろいろ考えたすえに、少ない資金で買えるいくつかの企業をリストアップしてみた。取引のはじまる朝9時までに注文を出そうと思った。じっさいに注文を出したうえで観る相場は景色がちがうだろう、と思ったからだ。 おっかなびっくり、ふたつ注文を出してみた。ひとつはA社、もうひとつはライトオンだ。A社は5円の幅で上下していたから、下がるといいなと思って、前日の終値より5円安いところで指値して1単位だけ注文を出した。ライトオンについては、9円も安く1031円で1単位だけ出しておいた。
10時ごろだったか、
その日はA社の株は上がり、買えなかった。もともと買いたかったのはA社であった。A社は雑誌『マネージャパン』(1 octobreの欄参照)によると、妥当株価1208円で現在の株価は遥かに下回っていて、PER値もひとケタ。決算期も近かったからだ。 いっぽうライトオンは、妥当株価は6666円で信じられないくらいの割安、『日経会社情報』によると1株あたりの資本も1481円、1株利益も109.8%で20円の配当がつく。有利子負債はあるが51億円で、前期より30億円も減らしている。お客さんひとりあたりの単価が下がりっているが、ジーンズとかカジュアル衣料を売るチェーン店から、自社ブランド製品も売る店に変わろうとしている。既存店の収入は下がっているが、ショッピングセンターや駅ビルに出店しようとしている。そんなスピーディな戦略変更能力に、わたしは賭けてみたわけだ。 けれども、市場の評価は低く、わたしはいきなり損をした。でもいまならさらに安い値段で買い足せると考えよう。まだまだわからないことはいっぱいあるけれど、株の売り買いって、自転車に乗るようなもんなのじゃないかな、と思う。乗ってみてはじめて、どうしたら速く走れるのか、どうしたら転ぶのかがわかる。理論が生きてくるのは、これからだ。 とりあえずわたしのライトオン100株は、本日16日買いが約定して、19日には受け渡しされる。 |
きょう まるでメールフォームでメールを送るようにかんたんに、送金ができてしまう。30万円追加したのだ。手数料は銀行からなら210円のところ、無料。便利だが、まったくはりあいがない。目の前に現金があるわけでもなく。なんということだ。 この入金が反映されるのが翌日の18時以降なので、明日の株の売買には間に合わない。リアルタイム反映ではない。このことは憶えておこう。 |
先週 もちろん投資信託も多数買えるが、会社を調べるのと比べて興味が持てないし分かりにくいので当面は見送ろうと思う。そんなわたしは、会社べつの株式と、為替差益でたのしむ外貨建てMMF、それからこれから研究しようと思う金で資産形成をしようと考えたのだ。金はともかく、外貨建てMMFの取引はウェブ上でできなければ、ということで決めた。 難点があるとすれば、月末の残高が30万円未満になると口座維持手数料が2100円(税込)がかかるということだ。30万円にすこし余裕を持って入金しておけば、株価が下がってもだいじょうぶだろうし、株を売っても口座には資金がもどり、日興MRFという財布代わりの投資信託に投資されることになるので、問題はないのだ。 で、早くも書類が仮パスワードとともに送られた来たのだ。 さっそく証券会社のウェブサイトにアクセスし、仮パスワードでログインして、本パスワードを打ち込んでみた。会社ごとにリアルタイムの株価も出るし、会社四季報の情報がすべて参照できる。便利。 ところで、ぱるるからの入出金の手続きが時間がかかるらしいので、ためしに銀行から手数料を払って30万円振り込んでみた。手数料は210円だった。 |
ここんところ、季刊『日経会社情報』(前掲)に夢中だ。なんでいままで、毎号買ってなかったのかなあ、って思うくらい。 なんてったって、会社の名まえがいっぱい書いてあるじゃない! まるで怪獣図鑑みたい。怪獣の名まえがならんでて、体重や身長みたいなデータがいっぱい書いてあって、ストーリーが書いてある。 昔はテレビ・コマーシャルやってたのに、さいきんは聞かない会社名とか。ああ、カゴメって名古屋が本社だったのか、とか、サンヨー食品って、子どものころは群馬県の会社だった気がするのに、いまは赤坂なんだ、とか。福娘の東洋醸造は旭化成に吸収されたのかあ、とか。レナウンルックってレナウンより儲かってるじゃん、とか。コマーシャル・マニアだった子どものころの血が騒ぐ。 ついついソニーとかソフトバンクとかのハイテク関連株に目がいってしまってたけど、いやいや、いままで慣れ親しんでいた会社でいいのよ、投資は、ということがわかってくる。そうして、たのしみながら、ピーター・リンチの言っていることが、身にしみてわかってくる。 |
春の株価からくらべて1/3くらいに下がってしまったソニー株。本日の終値は4100円。先週金曜日の終値と比べて290円安、6.61%のダウンだった。日経平均株価はあと28円で1万円の大台に戻すってのに。 IT関連はことどとく下がり、またソニーは携帯電話の回収で200億円の損金が出ると言われている。米国も消費が冷えきるだろうという予想。プレステ2もいまひとつタイトルに魅力がない、とか。どうなのソニー。 今月の雑誌『マネージャパン』によると、妥当株価6274円、上値メド12548円、下値メド4705円とあり、底値推定値を現状では大きく下回っている(SSコミュニケーションズ、572円税別、2001.11号P.30)。割安なのか。それともこれからまた上がるのか。下がるのか。倒産するのか。 季刊『日経会社情報』(2001-IV秋号、日本経済新聞社、1667円)を買った。それによると、来年3月の決算では経常利益900億円の黒字で25円配当を見込んでいるではないか。今年の春の決算では、有利子負債は単独で7498億円、連結でなんと1兆2001億円。金融収支は単独では19億円の黒字だが、連結では245億円の赤字だ。現金預金が連結では6072億円あるのだが…。 リストラを発表しても、株価にはなぜか影響はない。トラブルがあった携帯電話も、10月にエリクソンと業務提携をするとあるし。まあいずれ上がるとみて、下がればナンピンの用意をして買うもよし。まだ下がるから、10月末の四半期決算発表をみて買うもよし。いずれにしても、100万円ソニーに投げていい資金があれば、まずここらへんで買いを入れておけばいいような感じもする。単位株は100株だから、40万円ほどで買える。ミニ株なら4万円だ。 小泉構造改革も、まさか世界のソニーをつぶしはしないだろう。従業員のみなさんの生活を度外視して考えれば、ヤオハンやダイエーや長崎屋やマイカルやそごうがつぶれても恥ずかしくはないが、ソニーがつぶれるのは恥ずかしいぞ。ソニーがつぶれるときが来たとしたら、20世紀型のイノヴェイションは、もうお払い箱なのだ、と世界が悟るときにになるだろう。じゃあ、どうするの、って日本人のヴィジョンや夢までつぶれてしまう。 |
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